「以前から避難先への車両、物品の持ち込みが気がかりでした。」という内容のメールをいただきました。
「みんなのカルテ」をご覧頂いているみなさんの中には、避難移住をお考えの方もいらっしゃると思います。そこで、この「車両、物品の持ち込み」について少し考えてみたいと思います。
現行では避難移住に伴う車両、物品の移動についてはなにも基準がありません。避難に関わるボランティアの方々の善意、と避難移住される方々の判断に任されています。そして、特に車両に関しては、ボランティアの方々の善意から情緒的になりやすく、風評や差別と結び付けられることもあるようです。
しかし、こと放射能汚染に関して「みんなのカルテ」はそうした情緒性だけでこの問題を見るべきではない、と考えています。
体内に影響を及ぼす放射能物質には、例えば、セシウム137は30年、プラトニウム239は24000年、コバルト60は5年、ストロンチウム90は28年というような、途方もなく長い半減期を要する物質が含まれています。そして、これは体内に影響を及ぼす放射能物質のほんの一部ですが、それだけでも子宮、肝臓、肺などに影響を及ぼします。
情緒性からだけで、気の毒だから、だけでこの問題は片付けるべきではないのです。
11月の報告書にも書きましたが、自車を持ち込み咳が再発、避難地へ送った衣類のダンボールを開けたらとたんに咳き込んだ、届いたショールを巻いたらいきなり咳、といったものがあります。
もちろん、避難移住される方にはさまざまな事情があることとお察ししますが「みんなのカルテ」では、予め知っておいていただきたいことがあるのです。それは、せっかく避難移住されても、特に車両の持ち込みは非常に問題です。症状が再発することがあります。また、先の半減期からも理解いただけるように、せっかくのクリーンゾーンを維持することができなくなります。ボランティアの方々の善意を無駄にしないためにも、移住する側から車両の持ち込みについて、今一度お考えいただければと思います。
「みんなのカルテ」をご覧頂いているみなさんの中には、避難移住をお考えの方もいらっしゃると思います。そこで、この「車両、物品の持ち込み」について少し考えてみたいと思います。
現行では避難移住に伴う車両、物品の移動についてはなにも基準がありません。避難に関わるボランティアの方々の善意、と避難移住される方々の判断に任されています。そして、特に車両に関しては、ボランティアの方々の善意から情緒的になりやすく、風評や差別と結び付けられることもあるようです。
しかし、こと放射能汚染に関して「みんなのカルテ」はそうした情緒性だけでこの問題を見るべきではない、と考えています。
体内に影響を及ぼす放射能物質には、例えば、セシウム137は30年、プラトニウム239は24000年、コバルト60は5年、ストロンチウム90は28年というような、途方もなく長い半減期を要する物質が含まれています。そして、これは体内に影響を及ぼす放射能物質のほんの一部ですが、それだけでも子宮、肝臓、肺などに影響を及ぼします。
情緒性からだけで、気の毒だから、だけでこの問題は片付けるべきではないのです。
11月の報告書にも書きましたが、自車を持ち込み咳が再発、避難地へ送った衣類のダンボールを開けたらとたんに咳き込んだ、届いたショールを巻いたらいきなり咳、といったものがあります。
もちろん、避難移住される方にはさまざまな事情があることとお察ししますが「みんなのカルテ」では、予め知っておいていただきたいことがあるのです。それは、せっかく避難移住されても、特に車両の持ち込みは非常に問題です。症状が再発することがあります。また、先の半減期からも理解いただけるように、せっかくのクリーンゾーンを維持することができなくなります。ボランティアの方々の善意を無駄にしないためにも、移住する側から車両の持ち込みについて、今一度お考えいただければと思います。